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採石業とは |
地表に存在する「岩石」及び「砂利」は、古くから土木・建築用の建設資材として使用され、わが国の産業、経済の発展を支えてきました。そのうち「岩石」は砕石法に基づき、主に露店堀で採掘され、用途の応じて破砕、選別が行われ、骨材用、石材用、工業原料用として大量に用いられています。「採石業」とは岩石を砕取する事業をいい、一般に営利、非営利を問わず、岩石の採取を反復継続して行う事業であり、採取を行う場所で採取した岩石を破砕し、加工し、岩石の洗浄の作業を含むものです。
従って採取を行ず、買石して他の場所で破砕したり、洗浄だけで単独に行っているものは「採石業」とはいいません。採石法上の所定の手続きに基づき、都道府県知事の登録を受けたものが「採石業者」です。
岩石の製品の用途に応じて砕石業は次の3つの業態に分けられます。
砕骨材採取業(砕石業と称する)
道路、土コンクリート用及び鉄道道床用等の骨材を採取する事業で、利用目的に適した岩石を採取後、破砕、選別により製品化、骨材として需要先に供給している。北海道の全体の採石生量の約8割弱を占めている。
石材採取業
土木建設用石材(壁材、柱、敷石、土台、塀等)及び墓石、灯籠、庭石等を採取する事業で、良質な岩石が賦存する地域の産業としては伝統的に継続され、家内工業的色彩が強い。
工業用原料採取業
窯用原料、鋳物砂、土木資材等の工業原料に使用するためベントナイト、陶石等の鉱物性岩石を採取する事業であり、これらの岩石は特定の地域に賦石することから、道内の一部で坑内掘が行われている。
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